ASUS HD7にdebianをインストール
がじでございます。
ツイッターでついつぶやいてしまいましたが、最近AndroidタブレットASUS MemoPad HD7でBluetoothキーボードとマウスをつないで遊んでいます。
これがほぼノートPC感覚で非常に便利!なのです。
もちろんBluetoothなのでちょっと放置するといったん切れて再接続に行ったり、キーボードのレスポンスが悪いので同じ文字を何度も入力してしまったりというところは若干ありますが、大きな問題ではありません。
(これをネタに記事1本書けばよかった、残念)
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しかし、本日のエントリーはここからが本番。
ASUS MemoPad HD7にdebianをインストールしてしまおうというのが今回の記事になります。
尚手順は技術評論社のWebサイト連載Ubuntu Weekly Receipeの第256回新春特別企画・Android上でUbuntu…ではなくDebianを使うに習っています。
URL:http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0256
なんだ1年半も前の記事のパクリかと言わないでくださいね。
一応差分とコメントもつけてます。
root化とBusyBoxのインストールAndroid Terminal Emulatorの導入が終わっていることが前提条件です。
ちょっとググればchroot環境でFedoraやdebianをAndroid端末に入れている人もいるみたいですが、私にそこまでの根性とスキルはありません。←自慢になりません。
まずはDebianKitをHD7にインストールします。
DebianKitを起動するとこんな感じの画面が表示されます。
まだDebian Kitがunpackeされていないと表示されていますのでhttp://sven-ola.dyndns.org/repo/のWebサイトに移動します。
おっと、技評さんのWebページ掲載から1年半も経つためか、debian-kitが1-4から1-5に更新されていますね。
こいつをブラウザでダウンロードします。
私の環境(Chrome)ではdebian-kit-1-5.jpegという名前で保存されました。Android Terminal Emulatorで
# mv debian-kit-1-5.jpeg debian-kit-1-5.shar
と打ってRenameしておきましょう。続いて
sh /sdcard/Download/debian-kit-1-5.shar
を実行します。最初に
unpack to /data/local/deb (Y/n)
と聞かれるのでYと入力します。当然/data/local/deb以下にDebianKitのファイル群が展開されます。続けてイメージファイルを作成するか聞かれるのですが、さくっと無視してEnterで終了します。
HD7はFirmUpdateで64GBのmicroSDXCに対応しているのでやっぱり外付けSDカードにdebianのイメージファイルを作りたいじゃないですか。でやっぱり技評さんのWebページの通り、外付けSDカードにイメージを作ります。
HD7では内蔵メモリは/sdcard、外付けSDカードは/mnt/sdcard2になりますのでコマンドをちょっとだけいじります。
mkdir /mnt/sdcard2/squeeze cd /mnt/sdcard2/squeeze dd if=/dev/zero of=squeeze-armel.img bs=1048576 count=3900 /data/local/deb/mk-debian -d squeeze -i /mnt/sdcard2/squeeze/squeeze-armel.img -t ext4 -M http://ftp.jp.debian.org/debian
ddコマンドの転送サイズを1MByteちょうど1024*1024=1048576にしたのが私のつまらないこだわりです。
このコマンドを実行後,既存のイメージファイルを利用するか質問されます。e(existing)を押して続行すればセットアップが進行します。しばらく待ちます。
コマンドが終了してプロンプトに戻ったら「deb」コマンドを実行すると作成したイメージファイルをマウントしてdebian環境への移行が始まります。
コマンドプロンプトの表示が変わったらAndroidのShellからdebianのShellに切り替わったということです。
でタイムゾーンの設定
dpkg-reconfigure tzdata
Asia→Tokyoの順に選択します。
で次は公式サイトにもある通りパッケージのアップグレード
apt-get update apt-get upgrade
次がandromizeパッケージのインストール。
apt-get install andromize
Linuxのお作法として一般ユーザーを追加しておきましょう。
後で楽になるのでsudoグループの設定もしちゃいましょう。
もちろん別グループを作ってsudoersでsudo設定しても構いません。
adduser ユーザー名 apt-get install sudo adduser ユーザー名 sudo
うー長かった。でもまだ半分。
ここまででコマンドライン環境でdebianが動いているわけですが、やっぱりGUIで動かしたいのでLxdeを導入します。
まずはロケールの設定
apt-get install locales dpkg-reconfigure locales
こんな画面でja_JP.UTF-8を選択します。
次にLXDEと日本語フォント、日本語変換ソフトをインストールします。OpenOfficeはわざわざAndroid環境に入れる必要ないでしょう。
apt-get install andromize-lxde iceweasel-l10n-ja ibus-anthy ttf-vlgothic otf-ipafont ttf-takao xdg-user-dirs
VNCで接続するためにVNCサーバーを起動します。
su ユーザー名 -l -c "vncserver :0 -geometry 1280x720"
初回実行時に,接続に用いるパスワードの入力を求めます。
ここでのパスワードはVNC接続のパスワードはユーザーのログインパスワードとは別なのでご注意ください。
#数年前の私はこれが理解できてなかった。
アンドロイド-のvnc – viewerを使って接続してみるとこんな感じ、
アドレスは「localhost」,色数は「24-bit color (4 bpp)」をおすすめします。反応をよくしようとして「256 colors (1 bpp)」を選ぶと画面が残念な感じになります。
PocketCloud で接続することもできます。アカウント登録しなくても1つだけなら手動接続できますよ。
尚、VNCサーバーを切断してもVNCServerの機能は動き続けてリソースを消費するので
su ユーザー名 -c "vncserver -clean -kill :0"
でVNCサーバーを切っておいたほうがいいでしょう。
なお、今回の方法でインストールされるdebianはsqueeze、最新のwheezyはインストールできません。
しかし、DebianKitのホームページからSourceForgeのgitコードにアクセスしてみるとwheezyに対応しているような記述がみられます。
勇者は挑戦してみてはいかがでしょうか?
私はチキンなのでできません。(^_^;)
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