たまにはWindows!UTAU音源を作ってみる
がじです。
最近いろいろなことに手を出しています。
トライアンドエラーの繰り返しでなかなか進みませんが、蝸牛の歩みでも前に進んでいることを信じて頑張っています。
さて、今回のエントリーは初のWindows用ソフトです。
有名な歌声合成ツールUTAU(http://utau2008.web.fc2.com/)です。
飴屋/菖蒲さんによって開発されたソフトですね。雑誌やWEBでいろいろ紹介されているのでご存知の方も多いと思います。ニコニコでも使われてるみたいです。
歌声合成といってもVOCALOIDとは全く別の思想で作られており、特徴的なのは自分で音源を作成できることですね。
ここから最新版をダウンロードしたファイルを展開してインストールしておきます。
最初から入っている音源で歌わせた結果をWav出力してmp3に変換してみました。
※audioタグに対応した最新のブラウザをお使いください。
まあ確かにちょっと合成っぽいのですがきれいに歌えています。
さてUTAUの特徴は音源を自分で作成できることです。
おっさんの歌声など作っても(私を含めて)誰もうれしくないのでかわいい女子(と主張しておく)に協力してもらって音源を作ってみました。
やり方はUTAU@Wikiに書かれています。
簡単に紹介すると日本語の各音ごとにWAVファイルを作成してそれぞれの音のパラメータを設定していきます。
必要なファイルは168文字(濁音とか吃音を含めるため)・・・
録音するだけでも大変です。
よって有志の方が作成してくれたUTAU音声ライブラリ作成用の補助ツールOREMO(http://freett.com/nwp8861/soft/oremo/index.html)を使用します。
とりあえずマイクとこのソフトを使用すれば音声録音は1回で終わります。
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そのあと波形エディタソフトでVolumeとか長すぎる無音部のトリミングをします。最初よくWikiを読んでなくて無音部を完全トリミングしたら全然使い物にならなくて苦労しました。数10ms~100ms程度は無音部を残しておいた方がいいです。
念のために元ファイルは残しておいた方がいいでしょう
なんやかんや時間をかけて全部のファイルを用意したら一つのフォルダにまとめて音声ファイルを配置しておきます。
UTAUのメニューからファイル→新規を選択するとプロジェクトの設定メニューが開きます。
ここで赤線の部分に音源を置いたフォルダを指定してOKを押します。
このメニューで各音のパラメータを指定していくのですが、正直しんどいので隠し機能(といってもWikiに書いてある)の周波数表の自動作成を行います。
赤字のあたりをマウスでクリックすると周波数表の一括作成メニューが開きます。(図は省略)
周波数表の一括作成は一音ずつ音源データを解析して周波数パラメータを決めていくのでそれなりに時間がかかります。
周波数表の作成が終わったら次は各音ごとのオフセットや子音部などの時間軸パラメータの設定ですが、これも隠し機能で画面右端の文字がたくさんあるあたりをマウスでクリックすると自動でそれなりに設定してくれます。
このパラメータ設定は比較的すぐに終了します。多分周波数解析とかしてないからだと思います。
とりあえず設定完了したのが↑の画面。
ここまででもそれなりに大変でした。
エイリアスというのは各音が何の文字に対応しているかを入力するのですが、これだけは自分で入力する必要があります。
最低限必要な値だけ入力して歌わせたのがこちら
※audioタグに対応した最新のブラウザをお使いください。
いかがでしょうか?
多少手間はかかりますが、自分で音源を作れるってところがいいですね。
文字の読み上げツールでUTAU音源に対応したものがいくつかあるようですのでいろいろ使えそうです。
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